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業務スーパーよどえ店がオープン

 今年1月、鳥取県西部のAコープ4店舗が同時に閉店してから2ヶ月半、Aコープよどえ店跡に4月4日「業務スーパーよどえ店」(米子市淀江町西原1188-1)がオープンし、連日近隣からの買い物客で賑わっている。

 ㈱神戸物産(本社・兵庫県加古川市)が運営する業務スーパーは、全国で1052店舗を展開する「日本最大級の食の製販一体体制」をうたう、製造から販売までの殆どを自社で行うメーカー兼小売のスーパーだ。

物価高騰の中、その低価格と他にはない変わった商品、大容量のサイズ感などで多くの支持を受け、メディアなどでも頻繁に取り上げられる大人気店だ。

 同店の出店が決まって以来、近隣住民は勿論、大山町や米子市南部のエリアでは「業務スーパーができるのは物凄くありがたい」という声が多く、SNSなどでも話題になっていたが、実際にオープンしてからは想像以上に来店者が多く、付近は混雑する時間帯もあるというくらい大盛況のようだ。

 また、国道9号線を車で3分ほど走ると、一昨年オープンしたイオン系列のディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」もあり、このエリアの買い物の便利さはこれまで以上にアップしたと言える。

 鳥取県西部のAコープ4店舗の引き継ぎ先のうち、名和店は地元大山町のスーパー「エムマート名和店」(西伯郡大山町御来屋二六二―四)として先月はじめにひと足先にオープン。高齢者を中心に開店を待ち侘びた客がオープン前に50人の行列を作るなどし、現在も賑わっている。

同店の出店に際し、中山間地域の買い物環境を守る県の制度を活用し、町が改装などの費用として500万円を助成している。町内唯一のスーパーが形を変えて残り、実際に買い物難民の解消に大いに貢献している。

 また、伯耆町の溝口店は地元スーパー「まるごう」が引き継ぎ、近隣店舗と統合し新たな店となる予定で、現在改装工事が進んでいる。

 県西部のAコープ大量閉店は残す大高店跡の活用が未定だが、その他3店舗はそれぞれ新たなスタートを切り、今後の地域における役割もさらに大きくなりそうだ。


業務スーパーよどえ店オープン

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